臨配くん物語 #12 しばらくは平和が続いたが…【新連載】

臨配のおじいちゃんがこの店を上がり、新人の若手の小阪くん(20)歳もようやく仕事を覚え始めたころだった。

僕は、小坂くんと年齢も近いこともあって夕刊後に近くのスーパーで値段が割引された惣菜を食べながら彼とよく話すことがあった…その日も小坂くんと他愛もない店の愚痴や陰口を叩きながら200円になった焼きそばを食べていたところ、小坂くんが突然に…

「大輔さん!実は自分、先日とんでもない光景を見てしまったんです!」小坂くんは同じく割引されたカツ丼を口いっぱいに頬ばりながら僕に耳打ちするようにカミングアウトしだした。

「え?どんな光景?」ぼくは訪ねた

「実は、管理職の3名と店長、そして主任の鮎山が怒鳴り合いながら20時過ぎの店内で揉めていたんです!」小坂くんは言った。

「えええええ!!!!!」僕は胸騒ぎというか一抹の不安が胸をよぎり、話の続きに耳を傾けた。