臨配くん物語 #36 元同僚だから【新連載】

夕刊後のチラシの2回戦をしながら、小竹が失踪したこと、置き手紙があったことなどを皆に説明していると、いままで不気味に沈黙を保っていた入店したばかりの臨配がその沈黙を切り裂くようにしてその重い口を開いた…

「俺…小竹の居場所知ってるよ…」販売店内は一瞬静まりかえったあと、一気にざわめき始めた。

「ど、ど、どうゆうことだね!臨配さん!?」鮎山がどもりがちに食い気味に聞き返した。

「まー元同僚ってやつで…正確にいうといまの居場所をしってるのは俺じゃなくて同じ行きつけにしてるスナックのチーママなんだけどね…」その新しい臨配はそう話した。

「スナック!? そういえば小竹…給料日になるごとにおしゃれをして繁華街の方に飲みに行くって出かけることが多かったなぁ〜」取倉がこんな状況にもかかわらず呑気に鼻歌を歌いながらそうのたまった。

「そのスナックを教えてください!!」大輔はそう新しい臨配にいうとまたしても販売店の中は不気味な静寂に包まれた。