臨配くん物語 #82 臨配団の面接【第2章 大輔、臨配やるってよ】

大輔の決意は固かった…専業としていい成績を収め、主任から店長、所長に至るまで全員で彼の退社を阻止したがいまの大輔の経済状況まで含めると臨配をし、空いた時間にアルバイトをするという選択肢以外にはなかった。

なによりも前向きな大輔…すでに新しい目標として日本一の臨配になる公約を掲げ、小竹の助言通りに臨配になるための団への登録のためにある事務所へと向かうことになった。

当日…小竹が仲介してくれた臨配団の団長の通称【スネ夫】の指定である駅前の喫茶店で待ち合わせ、それから面接することになっていた。通常だと臨配の面接は駅チカの喫茶店などで行われることが多く、その際に面接交通費の名目で2〜3000円が手渡される…これは名目的には交通費だがある種、手付みたいなニュアンスで臨配に貸し的なものをつけてイニシアティブを握り手配しやすくするためのものであったりする。

待ち合わせの場所に30分も前に到着してしまった大輔…待つこと15分ほどで駅の改札の方から小竹から聞いていた団長【スネ夫】の特徴と一致する男がなれない仕草でスマホをいじりながらこちらに向かってきた。

そして団長【スネ夫】も大輔に気がついたのか大輔より早く、声をかけてきた。

「君が〜…大輔くんかい!?」

「は、はい!」大輔は少し緊張で上ずった声で返事をした。