臨配くん物語 #87 劣等感を埋め合わせる自我【第2章 大輔、臨配やるってよ】

コンコンと続く脇関の大輔いびり…脇関がやればいいことはまずは現場に入り、そこでまた指名がはいるような仕事をすればいいだけである…その結果を得るに当たり脇関の思考と行動がすべてであって、他のどんな他者が介在できるものでもない、ただそこに集中するだけである。

…が脇関は大輔に固執する…大輔を蹴落とそうとする…こんな行動を見ていて大輔はさらにこの行動は劣等感が至らしめる他者への執着であると過去に読んだ書籍になぞらえていた。

人をなぜ週刊誌で人の不幸を読むことにお金を払うのか…これは自分より不幸な相手を視ること他者との比較によって自分の劣等感を屈託してくれる自尊心を相対的に持ち上げ、そのときに脳内に分泌する脳内麻薬に踊らされる…もちろん現実的にはその自尊心は上がるどことか下がっているわけだが。

他者のタスクと己のタスクを混在させることの無意味さをアドラー心理学で読み込んでいた大輔。人は劣等感と自尊心に支配され他者に縛られ自分の取るべき行動とは無関係のことに時間を浪費してしまう…

大輔はそんな脇関をみて自分は絶対に他人の幻影に惑わされる劣等感モンスターにはなるまい!自分は自分で自分の限界の10倍の努力をして日本一の臨配になる!そう心の中で決心を揺るぎないものにしていくのだった…