臨配くん物語 #100 いまの新聞業界の実情【第2章 大輔、臨配やるってよ】

「営業を仕切ってることと、新人をいびることなにか関係あるんですか?」大輔は純粋に疑問に思ったことを口にして質問した。

「大輔くん、昨今の新聞業界というのはね固定給や基本給というのがあまり出せなくなっているんだよ!そこで歩合である営業で稼ぐとなるわけなんだけど、いまは10年前みたく新聞の専業で50万円営業で稼いでますとは行かなくなっている求人も労働の辛さの割には給与が合わないということで他業種に負けてしまうんだ。」ジャンカルロは続ける

「なんで営業が出来そうな新人であったり、自分のテリトリーを取られると直感で感じるとその新人を締め出すという既得権益をもっているそれがあの三人なんだ。」ジャンカルロは悲しそうな目で語っている。

「ええーーーー!!あんなに大人でもそんな女子中学生みたいに既得権益を守ろうとしたりするんですね!!」大輔はその了見の狭さに愕然としている。

「ああいまは本当に死活問題なんだこの業界」

臨配ではあるものの、借金を抱えている身分として自分が身を置く業界の先行きの不透明さを強調された大輔はいささか暗い気持ちに包まれた。