臨配くん物語 #107 酩酊の昼下がり【第2章 大輔、臨配やるってよ】

昼過ぎ

昨晩、やけのヤンパチで飲み歩いた酒がまだ残ってる中、大輔はスネ夫に事務所にくるように言われていることを思い出した。気の重さがそのまま体の重さにもなり、字のごとく布団から体を引き剥がすようにして事務所へと向かった。

途中、大輔は何度も寝る前に酔いながら書いた辞表を持ち出し忘れていないかを確認しながら、ことの顛末に大輔らしい責任の取り方でけじめをつける、そう決めて電車に揺られていた。

やがて大輔は事務所の前に着くと、若干小刻みに震える人差し指で事務所の呼び鈴を強くプッシュした。やがて中から扉が開き、スネ夫が低めの声で応対した。

するとスネ夫はまるでなにかあったのか?といったような表情で大輔を招きいれた。

しかしながら大輔はその緊張感に耐えきれず、大輔はスネ夫に「これ!一つの現場もろくにこなせず仕事潰してしまい申し訳ありませんでした!」早く緊張から逃れたいばかりに大輔はあいさつもろくにかわされていない中、辞表をスネ夫に差し出した。