臨配くん物語 #97 無視される大輔 理解されない臨配【第2章 大輔、臨配やるってよ】

「おはようございます!今度新しく臨配としてお世話になります大輔です!」

その声も虚しく、大輔のことを無視した3人はそのまま全く反応もせずに販売店を出て行ってしまった。

大輔はたしかに、自分が専業時代のときに他の専業仲間が〝臨配は仕事時間が短く配達終わるととっとと帰りやがる〟や〝そのくせに給料は多くとってやがる〟などの愚痴を何度か聞いたことがあった。

なるほど、大輔も専業時代にはそう考えたこともあったがいまいざ自分が臨配になってみると

〝臨配は休みが日曜日の午後しかなく、しかもその販売店で一番きつい区域を任されることが多い〟ことや〝臨配はいつ仕事を上げられるか分からず、しかも次もいつから仕事できるか常に不安定〟

それを加味するとあながち専業の愚痴は理不尽にも取れると立場が変わって感じていた。

「ああ、あの3人ね気にすることないよ大輔くん!」あるもう一人の専業が大輔にそう告げた。