臨配くん物語 #121 何気なしに入ったベトナム料理屋で【第2章 大輔、臨配やるってよ】

販売店でのゴタゴタですっかり疲労困憊した大輔…気晴らしに販売店のある街にあるリトルアジアと呼ばれる集落にランチへと向かった。

以前も大輔はここに訪れていて、なにかストレスがあるとただフラッと見て回るだけで異次元に来た気分になれてスッキリ心が入れ替わる気がしてお気に入りの場所になっていた。

今日も、特に何を食べるとも決めずにそのリトルアジアの商店街のアーケードをくぐっていくと、今日も店の軒先たちには韓国のおばちゃんが海苔巻きやいろんな天ぷらを屋台で出していたり、四川風な店の屋台では動物の内臓を麻辣味のスープにつけた中華版のおでんみたいなものを客たちに振舞っていた。

それ以外にも、タイ風の屋台や台湾風の屋台がずらりとあるそこで10分ほどブラリとしていた中で、年の頃20くらいの美女が大輔に手招きをしている。

「ベトナム料理です☆ 生春巻きおいしですよ!」

少し不慣れな日本語で一生懸命大輔の目をみて呼び込むその健気さ、それと何と言ってもその見た目が日本にはいないタイプの美女、エキゾチックな中に大人しめの奥ゆかしさと肌が浅黒い健康的さがミックスして大輔を釘付けにしていた。

大輔はその呼び込みを無下にする理由はなく、といよりもむしろその美女の魅力に吸い込まれるように店内へと入っていった…