臨配くん物語 #123 他愛もない雑談【第2章 大輔、臨配やるってよ】

彼女のその笑顔があまりにも眩しくしばし見とれてしまった大輔…

「…さん!…さん!ご注文は何にしますか?」彼女が盛んに何度も大輔に注文を問いかけていたが、すっかり見とれている大輔の耳には全く入らずに何度目かの呼びかけでやっと我に帰った。

「あああああ…すいません」ポカーンと鼻の下を伸ばしそのアホズラをまじまじと凝視された大輔はなんともバツが悪く、それは恥ずかしい想いでいたのか顔は赤ちょうちんのように真っ赤に火照ってしまった。

「ごめんなさい!ベトナム風のBBQのセットください!!」大輔は注文を済ませるとしばらく彼女の残り香を味わいながら、なにか他愛もない会話をして仲良くなれたらなと考えているうちに、そのタイミングをどうしようかとなんてことを考えているとやがてもう少しで彼女が注文したものを持ってくると想像し、緊張がただの緊張のレベルではないくらいの高揚が大輔を襲った。

「はい!おまたせしました…こちらがベトナムのBBQです♡」片言の日本語でそうゆうとBBQといくらかばかりのベトナムの調味料をテーブルに置いてくれた。

「…あの…いきなりこんなこと聞くのもなんですが…別に変な意味ではないというか、おかしな人ではないので安心してほしいんですが…お名前はなんと言うんですか?」大輔が渾身の勇気を振りしぼって彼女に話しかけたそのぎこちなさをみて彼女はクスッとわらっていた…