代配ちゃん物語 #36 手紙の内容とは【新連載】

もう間もなく民家に激突したこともバレて一連の事の成れが全て公になってしまう恐怖…そんなものを感じながらも自分の部屋に残した茉莉花がまだいる…そう想うと自然に浮かれてしまうだらしない性格の徳俵は勇んで部屋にとび込んだ。

すると昨日の祭は見事に何事もなく幕を引いており、そこには茉莉花はおろか、食べ散らかしたお菓子や呑み散らかした缶チューハイの跡形も見えなく整頓されていた。

そこでテーブルに目をやると、茉莉花の署名入りの1通の手紙が置いてあった。…何が起きているのか全く理解できなかった徳俵は、溺れるものがわらを握るようにその手紙の封筒を破き中を見た。

「店長へ…あのあと不意にお酒も抜けてきて考えたんですが、やはりこれから同じ職場で働く者同士こういった不謹慎な行動をすることにとても罪悪感を感じました…お部屋を片付けて帰ります…」それは茉莉花のウブで純な想いの丈が綴られていた。

徳俵は、しばらくそこに放心状態のまま、ベッドに顔を埋め昏睡した。