代配ちゃん物語 #41 身のフリ【新連載】

所長の徳俵をにらみつける形相が、閻魔様のような日本の太古に登場する鬼にも似た釣り上がった目尻でそこにいる徳俵を蛇を目前したカエルのように至らしめていた。

「おい!徳俵!!お前店長でありながらなんて不始末なことしでかしてるんだ!!!…なんのことだか自分から全部報告しろ」所長は叱責している反面、どこかまだ徳俵に対して反省を促し、自責を感じているのであれば許すことも辞さないニュアンスで徳俵自らの口でことの顛末を白状させようとしていた…

このとき徳俵の中で、まさか一連の全てが筒抜けであるとはいざ知らなかった…実際は茉莉花とのアルコールを呑んで過ごしていたところから茉莉花本人からことの経緯を受けたいた従業員全員だったので昨日おきたすべてを徳俵の口からどのタイミングで報告されるのかをその場にいた一同は期待していた。

徳俵は…すべてを正直に話さなかった…というより話せなかったのである。しびれを切らした所長は…

「徳俵…わかってるな…」