臨配くん物語 #136 思い込みからの安堵【第2章 大輔、臨配やるってよ】

大輔の突然の不躾な質問に、不意をつかれたのかLilyは突然下を向いてうつむいてしまった。

「ご、ご、ごめん!仮にLilyがその仕事をしたとしても俺はLilyのことを見る目が変わったり嫌いになるとか」大輔がそうフォローするようにLilyに話しかけてる最中、さきほどまで下を向いてうつむいていたLilyが不意に何かを含んだ表情で顔を上げた。

「ふ、ぶ、ふふふふふ!大輔さんって面白い!」Lilyはそういうと上げた顔は下を向いてうつむいていた時とはうって変わり、その顔には満面の笑みがこぼれていた。

Lilyは真面目な女の子なので、真面目な仕事をしますよ!男の人でも大変といわれる辛い仕事ですががんばります!」大輔はLilyのその言葉を聞いて一瞬、良からぬ妄想をした大輔だったがそれを聞いてとても安心した。

でもそれにしても男でも辛いと根を上げる仕事って一体何なんだろうか…大輔はまた一つ新たな疑問を感じながら窓の外を眺めると先程降り出した夕立が上がり、雨露が車のヘッドライトに煌めきを装飾していた。