代配ちゃん物語 #51 見通しのいい商店街【新連載】

ここ3日の間、まったく同じ家の不着ではなかった…ただ一日に3件という同時多発に不信感しかなかった茉莉花はいよいよ動き出した。

茉莉花にはなんとなく次あるとしたらここだ!という確信があった。ここ3日の間にまったく不着がなかったエリア…それがある商店街であると妙な確信があったのだ。この商店街を選んだのは、照明がついていて明るく、またその通り全体が見渡せるということでここに張り込むことを決めたのだ。

カブを目立つ位置に停めると犯人に気が付かれてしまう…茉莉花は小路地に隠すようにカブを停めると物陰に隠れるようにしゃがみこんだ。

早いところ犯人がこないようでは配達が遅れてしまう…その不安と背中合わせの張り込みが始まった…