臨配くん物語 #143 気合入りすぎな順路取り【第2章 大輔、臨配やるってよ】

Lilyの瞳からはたしかに人並みはずれた気合がタレ流れていた。

「そしたら大輔…臨配としては異例だが彼女の配達する区域を大輔の区域にはめて順路取りしてみるか…大輔は違う区域担当してもらう…」通常、販売店は自前の流派を継投したがるゆえ、一番色が染まりやすい新人期間は販売店の専業が教え込むことが多いのだが、大輔がすでに知り合っていることや、大輔のはじめての順路付けとあって所長も遊び心で任命したのだった。

「は、はい!それではやってみます!」大輔の緊張した甲高い返事が販売店内に鳴り響いた。と同時にLilyも元気よく大輔によろしくお願いしますとあいさつを交わして次の日の順路取りに臨んだ。

「おはようございます!」午前11時から順路の1/3を取るため大輔のLilyは販売店で待ち合わせしたのだがLilyは気合が溢れ出したのか秋だというのに半袖半ズボン…しかもライフセーバーのユニホームにしかも笛まで首から下げているほど気合がトンチンカンなことになっていた。

「Lily!!なんて格好してるんだwww」大輔は悪気のないその態度に愛くるしささえ感じながら順路取りについて説明を始めようとしていた。