臨配くん物語 #171 錯乱していた過去【第2章 大輔、臨配やるってよ】

Lilyはそのアザを見た瞬間にそれがなんのアザなのかを一瞬にして見抜いた。アジアのスラム街に蔓延する眠れなくなる薬を注射するときにできるアザだと…

「Randy!!!!! これは何!? もうわかってるから正直に言って頂戴!!!」Lilyは会計後のテーブルの下でRandyの腕を鷲掴みにして怒鳴り散らすようにして問いかけた。Lilyがここまでして厳格に問い詰める理由は、貧困層の特権とでも言うべき乱用ではあるものの一般階級ではその乱用というのは厳しく律せられているお国柄・宗教柄だからであった。

その怒号は閉店間際のレストランの片隅で片付けを始めていた従業員全員が振り向くほどの音量であった。

「実は…ずっと…俺の脳は錯乱してきている…今でも…」Randyは相手がLilyということもあり自分がどのようにその悪魔の薬と人生を絡めてきたのかを白状した。