臨配くん物語 #172 手を染めたきっかけ【第2章 大輔、臨配やるってよ】

Lilyの熱い気持ち…Randyを心から心配して悪魔の薬から立ち直らせたいという想いがストレートに伝わったのか、本当ならば命取りになるようなもっとも隠しておきたい秘密であったにもかかわらず赤裸々に本当のことをいう覚悟をした。

「Lily…心配してくれてありがとう…そもそもこの薬に手を染めたきっかけは…」あまりにも壮絶な真実を白状する最中、Lilyはあまりにものその現実の酷さに、ボロボロと涙を流さずにはいられないほどになっていた。

「貧困に耐えきれず、ある男の口車で路上でそれを売買するところからその薬との悪縁ははじまった…」Randyは続けた。

「ふつう、売人はその品質を確かめるために自ら打ち込むのが常なんだけど…なんせ俺はそのころまだ10代!それだけは両親がその男に懇願したんだ…」ここに差し掛かるころにはRandyもボロボロと涙なくして語れない状態だった…