代配ちゃん物語 #86 壁に耳あり障子に目あり【新連載】

小浜と店長の間で、小浜が一旦、店から上がることで団費を浮かし、更にそれを二人で共有する口座に販売店から振り込ませる…つまり団から上がることは販売店の経営には隠し、上がっていない形でそれを入金させるというおぞましい不正を取り決める会議がなされていた。

これにより小浜は、その販売店に長く入れるだけでなく団に行くはずの手数料の半分が自分に入ってくる…店長とてその手数料の片棒が入ってくるのだ。

そんな裏金を動かす密談はいつしかヒートアップしてしまい、二人は自分たちが思いの外大きな声でこの大事な密談をしていたことにまったく気づきもしないで密談の取り交わしも終盤にさしかかっていた。

・・・

しかしその二人の密談を、オフィスの物陰から一部始終のすべてを生の耳で聴きそして録音していた人物がいたのだ…