臨配くん物語 #3 雲行き【新連載】

入店してはじめての週末

10名ほどの専業の前で僕はその店の店長の傍で自己紹介をするよういわれ店長の朝礼での叱咤激励が終わるのを待っていた。

さっと見渡すと、メガネが脂ぎっているもの、歯が溶けて黒くすすけてるもの、ハゲ散らかして口臭がきつそうなもの、パチンコが出たとかスロットで10万負けたとかおしゃべりしてるもの、フィリピン人の女房を自慢しているもの

お世辞にもこの人たちと同じ職場になり、同類に見られると思うと気持ちが一気に暗くなるとしか思えないメンツであった。

「大輔です!23です!配達はもちろんですが、人と話すことが好きなので営業に集金を特に頑張ります!」

一通り自己紹介が終わり、この店の主任とやらが現れた。

腹は見事に前に出てまるで妊婦かのようで、体臭は煙草の臭いがそこかしこからしてくる、さらに少し話すと口はコーヒーを飲んだばかりなのかとても臭かった。

「君が大輔くんか!?」

「は、はい!」

問いかけに返事したものの、僕はこの店のメンツを見る限りとてもここで人生のスタートを切るぞという霹靂として気持ちになれず、脳裏には暗雲しかないくらいどんよりとした想いであった。

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