臨配くん物語 #28 借用書【新連載】

ブルブルと青ざめた顔で震える小竹。それを尻目に大輔に再び臨配のおじいちゃんの言葉が蘇ってきた。

「大輔よ、この仕事の難しさは新聞を配る技術とか体力の辛さとかそうゆうのではない!人間関係にどう立ち向かうかなんだ…そして大輔よ、もし困ってる人がいたら、もしその人が信用できる人間であるならば…自分にできる範囲で助けてやれ!」

臨配のおじいちゃんは、毎月の休刊日になると大輔に居酒屋でその説法をしていたのを大輔は思い出した。

ここで小竹が堰を切ったように大輔に切り出した…「なあ大輔!!」大輔は思わずビクっっとした。

「お前確か、ギャンブルも酒もタバコもやらないし…なによりここに入ってからの給料全部貯金してたよな?」

「は、はい…」大輔はここで嫌な予感がした。

「頼む!一生の頼みだ!半年以内に返すから今回の使い込み埋め合わせてくれ!!…もちろん借用書は書く!」

大輔の予感は当たった…と同時に臨配のおじいちゃんの困った人間は助けてやれという言葉も同時に浮かんできた…

お問い合わせ

販売店さま、臨配の方、
ご連絡お待ちしています。

電話アイコン電話する24時間受付 電話アイコン050-6869-677524時間受付 LINEアイコンLINEする24時間受付