
「いらっしゃいませ〜お好きな席へどうぞ〜♡…あら!!山口さん」チーママの多鶴子が新しい臨配の名前を呼んだ…自己紹介もままなずに今回の一件が始まったので大輔はその新しい臨配の名前を実はここで初めて耳にした。
「こちらへどうぞ〜」ここで働き始めて二ヶ月だという学生のASAMIが人数的にちょうどいいソファーの席に通してくれた。
「みなさん山口さんのお知り合いかしら♡」ASAMIが全員分のウイスキー水割りを作っているとチーママの多鶴子がソファーの席にやってきた。
多鶴子とASAMIにも1杯ずつドリンクをごちそうし乾杯をする…1杯目で酒の弱い大輔は、今日は小竹の行方をチーママから聞き出すために来たにもかかわらずへべれけになってしまった。しばらくして大輔は正気を取り戻し、多鶴子に本題である小竹の行方を聞くため話しかけた…
「多鶴子さん…ウぃっく…す、すいやせん…ウぇっっく…今日は聞きたい事があってき、き、きましたぁーー」大輔はもう呂律が回らないほどに酔ってしまったみたいだ。
「聞きたいことてなーに♡…うーん今日は初めてこのお店に来た日だし〜…また来てほしいから次来てくれる日決めたいな♡」多鶴子は大輔が酔ってるのをいいことに営業をかけてまたこのお店に来るように催促しはじめた…