
スネ夫は新聞業界に携わる人材の過去の素行を確認できるデータベースに脇関を照会にかけた。
すると…
脇関が尋常じゃなく震えていた理由は、一発順路ができるのか否かとかそういった類だけでなくおそらくその照会の結果が全てなのではないかとスネ夫は悟った。
「脇関くん…」スネ夫は小声で脇関を呼んだ。
「ごごごご…ごめんなさい!!団長ぉぉぉぉ~」脇関はダムが決壊したように崩れるより先にスネ夫に土下座をしている。
「君が恐れていたのは…そうだよな!?」スネ夫はまたまた優しく諭すように話しかけた。脇関が照会の結果判明した事実…それはトンコウと呼ばれる行為…つまり販売店からバックれた回数が何回か確認できたのだ。
「君…販売店からトンコウしたことあるね!?」スネ夫が脇関の首根っこを掴むように核心に迫った。
「幸い、集金などの持ち逃げはないにしても…三回以上もトンコウするのはもう治らない癖だな」スネ夫は半ば見放し気味に脇関に印籠を突きつけた。
「だ、団長ぉぉぉぉ!!」脇関が何かそれには訳があるとばかりに言い訳を言おうとしていた。
