臨配くん物語 #112 大輔のいる販売店の近くには【第2章 大輔、臨配やるってよ】

あてがわれた区域も入店して以来、まったく不着もなく時間どおりに配達し、やがて順路帳も外れた大輔…少し落ち着つき余裕ができると臨配・代配の特権とも言える販売店周りの街巡りが始まる。

ある者は、昔ながらのおばちゃんが切り盛りする食堂を探検する臨配・代配…またある者は、その地域の胡散臭い場末のスナックを巡る臨配・代配…またある者は、その地域で一番出るパチンコ屋に入り浸る臨配・代配…いろんな土地を転々とする臨配・代配の中にはこうしたプチ旅行というか、ひとりぶらり旅的に見知らぬ土地に行ったときの趣や哀愁などを好むものが多い。

大輔も例外なくそのパターンであるようで、いま大輔が入店している販売店から30kmほどバイクを転がせば群馬の温泉郷、日本屈指の温泉の名所がある。

大輔は日曜日の朝刊を終えると、軽く仮眠をとると毎週ごとに草津の温泉街に向かっては湯畑の幻想的な湯けむりに包まれ神秘の湯気に癒やされ、またあるときは湯もみを鑑賞し、またあるときは温泉街から少し離れた、その地域の住民が普段の風呂として活用してる無料の公衆浴場で、水温の高い源泉かけ流しの草津温泉クオリティーを楽しんでいた。

なにも群馬だけではない、その土地の味わいを見つける臨配・代配ライフはここに肝があるのかもしれない…大輔は熱い温泉、いい感じに朽ち温泉のミネラルで変色した檜の浴槽に浸かりながらそんな思いを巡らせていた…

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