
「そうしたら…群馬に明後日から行けるかい?朝刊のみの統合版を扱う販売店だよ!…寮にはビジネスホテルなんだけど、そこには名物おばちゃんがいて可愛がってくれるぞ!わっはっは!」
スネ夫はなぜか意味ありげなおばちゃんの説明を大輔にしながら大笑いしている。
「はい!北関東の自然が多いところですね!いまから楽しみです…自然を楽しみながら有意義な時間を過ごせたらなと思います。」大輔の声には覇気に満ち溢れいまから何かを成し遂げんばかりの鋭気が充満している。
「そこの所長がいろんなことに寛容でな…新聞販売店だけでなくいろんな地域密着のビジネスを手掛けてるやり手の所長なんだ!大輔くんがバイトをやりたいと言えば認めてくれるだろうし、もしかしたら手伝ってくれって言われるかもな!」
小竹への貸付金で相当経済的に貧窮して大輔にとって一番初めの店舗としてこんなうってつけの仕事はないような話だった。
「明後日の入店のため、今日明日でいろんな準備するためこれで失礼します!」こうして大輔の初めての面接も無事終わったのだった。