代配ちゃん物語 #21 光の速さで【新連載】

この販売店の系列店で過去に起きた事件…それを知る専業だけに徳俵が酒を呑んでいることを知られ、遠目にずっと睨みつけていることを徳俵もその視線の強さで気がついていた。

「どうせ夜中は警察も出回ってないし、なんせ普通に配り終えれば問題ない…しかもこの仕事において就寝前の深酒はいわば想定の範疇…」徳俵はブツブツと出発前のスクーターのセルを回してエンジンを温めている最中に独り言を漏らした。

さて、出発しようかというまさにその時…遠目ににらみをきかせてきているその専業がつかつかと徳俵に近づき耳打ちで囁いた…

「いいか…もし検問に引っかかったり、ノーヘルや信号無視で警察に止められればお前の生活だけでなくこのグループ全員の生活を壊すと覚悟しとけよ…」徳俵はそう言われ、このときばかりは自分でしてはいけないことをしておきながらイラッとした態度を隠しきれずに舌打ちして出発した。

すでに4:30を回っている…5:00に入れないといけない家に飛んだりすればもしかしたら7:00とかになり得る…徳俵はとりあえず遅配だけは免れたいと通常ではありえない速さで新聞をどんどん配っていった…だが…

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