代配ちゃん物語 #23 終わった【新連載】

1分でも早く配らなくては!という使命感でほぼ100m走を走っているようなスピードで配り進めていたせいで体温は火鉢のように熱くなった身体を少しでも冷やすためにヘルメットは脱ぎ捨てて配達していた…

せめてアルコールが入っているので、警察の目にかかるような一切の懸念はないようにするべきなのだが、この区域は閑静な住宅街にあり、よほど事件でもない限りは絶対に警察などいない治安の良い地域であった…

右手でアクセルをふかしてる間に、左手で新聞を抜き次の家の前についたらポストにねじ込む…そして小路地の十字路を曲がった瞬間だった!!真っ赤にけたたましく回転する赤色灯と二人ばかりの人影がそこにはあった…

徳俵は慌てて前カゴに押し込んでいたヘルメットを取り出そうとするが、あご紐の先の金具の部分がかごの網目に入り込んでなかなか取れない!

「新聞屋さん!」一人のパトカー付近にいた若めの警察官が徳俵を呼び止めた…そのちょっと前に徳俵は前カゴからやっとヘルメットを取り出すことができて体裁的にはノーヘルではない状態を取り繕っていた。

「あのさ〜…」警察官は徳俵に近づいてそう切り出した…

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