
翌日、次の日から穴の空いた区域を配れるだけの技能をもった配達のプロである臨配が、すっと販売店に到着し専業のまえで一通りあいさつをしていた。
この二人はそれぞれ違う団からきたらしく…同じ団から2名の都合はつかないため販売店が贔屓している2つの団…一つは地場の団、で臨配への日当も事務手数料も破格のところから!もう一人は都内からで地場より5割り増しの日当と事務手数料がかかるところからそれぞれ入店したのだった。
地場の団からきた臨配は年の頃60を過ぎたくらいの初老のベテランで、都内からきた臨配は30代の若手だった。到着するや、若手の臨配がベテランの臨配にあいさつするのかと思いきや、なんと完全にそっぽを向き無愛想な態度でガンシカしはじめた。