
「もうそうゆうものだと諦めよう」自分の区域とベテラン臨配の小浜の区域が時間にして1時間半も重さが違うのは販売店と団との間の政治的なものが左右しているという現実を実感するに至った佐藤。
そのどこか煮え切らないモヤモヤは鎮火されることなくしばらくくすぶっていた。
そんな状態というはいつでもこの業界にあって、その負のオーラというものは販売店を突如、大事件に巻き込む引き金となるものだ。
そんな中、佐藤が店長にクレームを入れたところで無駄足になったその様子を見ていた人物がいた…ニヤリと次の新たなもくろみを抱くベテラン臨配の小浜だった。