臨配くん物語 #185 Lilyの訪問に驚く大輔【第2章 大輔、臨配やるってよ】

大輔の部屋は販売店からほんの数100メートルほどだった。駐輪場にいつも大輔が乗っているカブが不躾に止められている…まるで大輔の荒ぶった心境のようだった。

Lilyは二階に上がり、大輔の部屋の前まで来るとそのか細い指の節で思いの丈を込めてノックした…がしばらくしても返事はなかった。カブがあるので中に大輔がいるはずなのにだ!

数センチドアが空いていることに気がついたLilyは失礼を承知でその隙間から中を覗き込んだ…しばらくして数センチしか空いていなかったドアは一気にLilyを突き飛ばすようにおおっ広げられ、中からまだ眠りについて間もないような寝ぼけ眼の大輔が出てきた。

そして大輔は今世紀最大のドッキリでも食らったような表情でLilyの自部屋の訪問に対して驚きを顕にしていた。

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