
2つも途中下車し、その都度次の場所へ移動するように言われた佐藤。そんなことならはじめから直接、面接する場所を伝えてくれと少し不機嫌になっていた。
ドアをあけ、自分の名前を告げるとやる気なくうつ伏せになり顎を机にのっけながらPCでTwitterを開いている事務員が気の抜けるような返事で佐藤を出迎えた。
「社長〜面接の人きたよ〜」その事務員はタメ口で奥にいる男に佐藤が到着した旨を知らせた。
「はい、は〜い…お…君が佐藤くんか…悪い噂が流れてるぞ…名前はきいてる…」奥からでてきたその男は佐藤をみるなり第一声から佐藤に牽制球を投げてきた…