
初めこそ慣れずに新聞奨学生という制度の過酷さになんども挫けそうになった茉莉花。
それでも持ち前の負けん気で仕事にもなれ勉学にも精を出せるタイミングでの出来事だった…所長に突然、いま配達してる区域にプラスしてもう一区域を付け足すとのことだった。
30部を足すとかそうゆう類の区域調整でなはく一区域足すというのだ!
茉莉花は新聞奨学生という立場上、契約で途中で解雇されればその先の大学の費用はもちろん大きな負債を負ってしまう。
その弱みにつけ込んで過酷な労働を押し付けるという時代錯誤の手法がこの販売店でも横行しているのだ…