
不意に今の区域にもう一区域を付け足すことを断りきれなかった茉莉花。
断れなかったものの学業がおろそかになり卒業まで行かないのであれば、いま新聞奨学生をしてまで大学に通っている意味すらなくなってしまう。
なんで断らなかったのだろう…自己嫌悪に陥りながらTwitterのタイムラインをなんとなく無意識にスクロールしているとある団体のアカウントが茉莉花の目に入った。
それは新聞奨学生からの悩みを聞き、労基的に解決の手立てを提案している団体のアカウントだった。
茉莉花は藁をも掴む思い出、一目散にそのアカウント宛にDMを送っていた…