
これから自分が手配される販売店の実情を聞くたびに不安になる大輔。
専業が2名しかいない部分などは、いまどきの販売店だとそうも珍しくないのでそこに関していうと慣れっこではあったのだが…
順路帳に不備があったり、その順路帳が防水ではない紙であったり、毎月書き直されていない販売店というのは何かしら訳ありであると大輔のイメージの中にはあったのだ。
そして極めつけに団長はその販売店のとっておきの裏事情をいよいよ暴露し始めた。
「実はその販売店の専業の一人がな…なんだよ!!」これを聞いて大輔はいよいよこの現場へ赴くことを拒否しようと本気で考え始めた…