
家庭教師を始めることを決意した茉莉花。
初めて受け持つ生徒は男子高校生に決まった。気兼ねなくまた妙に近い年齢の異性を意識しなくて済むので本来であれば同性の女の子の方が良かったのだが、新聞配達に支障がきたさぬように近所でかつ、自分が教えられるレベルから今回の生徒がベターであった。
【家庭教師初日 生徒の自宅で初顔合わせ】
「先生、合格までの半年よろしくお願いします…先生とても可愛いから好きになっちゃいそう!よろしくね」
その男子高校生は馴れ馴れしく、そしてませた第一声の茉莉花との初対面となった。