
初めは自分に何が起きたのか全くわからなかった茉莉花。ただ目の前に教え子のかけるの顔が普段、ありえない距離にあることだけがしばらくして認識できた。
この時、初めて自分がかけるにとてつもなくどさくさに紛れて口を奪われたんだなとしっかりとわかった。
「ちょっと!かけるくん!!…私はあなたの先生であって高校生のあなたが大人をからかうってどうゆうことなの!!!」照れ隠しも混ざってかほんの少し、かけるの体を突き飛ばしながらとっさにそうかけるを叱りつけた。
ただ、初めこそ教え子の馴れ馴れしい急接近に違和感と嫌悪感があった茉莉花出会ったがこの時はそこまでの違和感と嫌悪感はなくなっていて、キスされたとわかってからしばらくはその状況をまんざらでもなく感じている自分がいることもなんとなく自覚していた茉莉花であった…