
所長室に通された団長。
相談であると言われ何かしらの交渉であることは察知していたのか、所長は相手が団長であるとも限らず、まるで自分のところの専業に対して振る舞うかのごとく上からの態度でぶっきらぼうであった。
…しかし、団長には必ず交渉が一発で通るだけの核心があった。
この販売店は先週には系列店で人がトンズラしていることもあったり、なんせ人が回らない状況の中臨配にたどり着いている…もし団と臨配からの最低限の改善を受け入れられなければ不本意であるが引き上げるしかない。
所長はまず、臨配を上げるという選択肢は取れない故に条件をのむと団長は踏んでいた。
結果は5分KO!所長は日当の引き上げと新しい寮を用意することを承諾した…