
初めこそはパチンコに居酒屋、深夜まで誰かと電話をしているといったレベルの不摂生にしか見えなかった大輔の生活の乱れ。
それが日を増すごとに、違法賭博場への入場時にもらったと思われる景品、部屋に散乱するウイスキーの空き瓶の山、怒号飛び交わせてする電話に、ただただ平伏すようにベタ謝りするような電話での会話なんかもするようになってきていた。
生活が荒み切り退廃的で自滅すら目前な大輔を見て【体力的にももちろん精神的にもしばらく仕事にいくことなんて到底不可能!!】そう思いながらただただ見守るしかなかった
本人を説得するわけでもなくただただ巣で見守る親鳥のように。
そんな日常になって3ヶ月もした頃、深夜の3時に団長のスマホの着信音が鳴り響いた…その瞬間に団長は前代未聞の知らせがきた!という悪い直感に襲われた…