
突然のかけるの授業終わり間際のキスに、そのデリカシーのなさに腹がたったのかはたまた、照れ隠しでだったのかとにかく大きな声で失礼である旨かけるに忠告した茉莉花。
ただ、自分の中ではそこまでの嫌悪感がなかったことも不思議な感覚ではあった。
それでも、そんなことがあった後の授業というのは心境穏やかではなく、またどんな態度で接していいかの自信も茉莉花の中から完全に失われていた。
「かけるくんへ…本日の授業はお休みします。また今後の予定についても後日おって連絡します。 茉莉花」
茉莉花は気の進まない授業を休むという旨を共通のSNSを使ってかけるにメッセージした…