
団長と必ずしっかりとした健康的な臨配生活を取り戻すということを硬く誓った大輔。ずっと遠ざかっていた臨配の仕事だったが、心新たに団長から支持された販売店に手配されることとなった。
久しぶりの現場に、しっかりと順路つけられるのか…空回りできるのか…翌日の朝刊で一人で配れるのか…考えれば考えるほど開けてしまったブランクが大輔を不安にさせた。
「おはようございます!」大輔は入店するときは必ず返って来ないかもしれないことは承知で大きな声で挨拶することにしている。もちろん今回手配された現場でもそれは例外ではなかった。
大きな声で挨拶をした大輔に対して、その販売店にいた専業は無視ならまだしも大輔のことを睨み返してきた。
大輔は嫌な予感と共に背中にゾクゾクとするものを感じた…