
販売店に入るなり、いきなり所長に呼ばれた大輔。
「大輔くん…実は頼みごとがあるんだけど…受けてくれないか!?」
不躾にいきなり頼みごとを突きつけられた大輔は、それがいったいなんなのか得体の知れない頼みごとの内容に戦々恐々としながら所長に尋ね返した。
「いったい、その頼みごとってなんですか?」
大輔がそう所長に聞き返すと、しばらくして申し訳なさそうな顔をして所長は大輔に頭を下げながらお願いをした。
「今、本当に専業が少なくて…もし大輔くんがよかったら集金を手伝ってもらえないものだろうか…」
頼みごとというのは、集金を手伝って欲しいとの内容であった。